おてがみ

昨年末、
気仙沼で一緒にコンサートをした
ピアニストさっちゃんのもとに、
先日、美しい絵手紙が届きました。

美味しかった気仙沼の味を
もう一度、とお取り寄せしたところ、
そのお手紙が添えられていた、とのこと。
「このお手紙は、みんなにいただいたと思うので」と
見せてくれました。

手描きの可憐なスイートピーの花とともに
年末の演奏への感動や感謝を綴ってくださっている
そのお手紙には
「人間の生きていく力になるものが、
水、食料、衣類のほかにあることがわかり」
という一文がありました。
ご自身も昔から絵や書、音楽や芝居をたしなみ、
それが、つらい震災にあって、なんの役にもたたない、と
思いきや、このうえなくご自身を励まし、勇気づけたと。
そして「皆さんの歌声はこれからも人々を楽しませ、
喜びを与えることでしょう」とありました。


うまれて初めて
音楽「なんて」と思ってしまった6年前…
「音楽なんて、おなかいっぱいにもならないし、
身体もあたためられないし」と。
初めて、そして、最大級に無力を痛感した
6年前の今日…
そんな自分を、少しだけ反省します。

音楽のもつ力を信じ、
その力と心を人に伝えられる演奏家になるべく…

しゃんとしようっと思いました。

祈りをこめて。